和太鼓みのり 結成20周年記念演奏会を終えて

筆者:結成20周年記念演奏会 実行委員長

去る6月1日(土)、和太鼓みのり 結成20周年記念演奏会「新風 ~感謝とともにつなぐ未来~」を無事に終えることができました。


ご来場いただきましたお客様、ゲスト出演していただきました「和太鼓 采和」の皆様、三味線演奏でご出演いただきました「猪名川芳の会」のお二人、当日お手伝いいただきましたスタッフの皆様、演奏会場としてご協力いただきました総合センター職員の皆様、20年間活動を支えてくださった顧問の先生、その他お世話になりました家族、友人、地域の皆様に、この場をお借りして心から感謝申し上げます。



演奏会をつくり上げていく上で大切にしていた点はいくつもありますが、その中でも特に演奏面では、メンバーそれぞれにスポットライトが当たるように、という視点を大切にしていました。年齢も太鼓歴も様々なメンバーですが、新しいことに挑戦する姿、その力を信じて、今回のメンバーの出番を決めました。

また、体育室という演奏場所であり、音楽ホールのように中幕を使用したり、照明や音響での演出をつくることはできないため、曲順や転換中のつなぎ方を工夫することを意識しました。


楽しく演奏できたところ、いつもは上手くいくのに…失敗してしまったところ、突発的なトラブルなど、一度きりの本番では様々なことがありましたが、メンバーみんなが笑顔で演奏し、そしてその楽しさを少しでもお客様に届けられていたら、大変嬉しく思います。


第1部は、大阪市平野区「地車囃子」からスタート!

和太鼓みのりオリジナル「みのり囃子」では、今回、高校生メンバーが一人で長胴太鼓を打ち鳴らすところからスタート。長胴太鼓が静かにリズムを刻んでいる中、篠笛の音色が少しずつ重なります。

第1部最後は、太鼓芸能集団 鼓童 提供楽曲「青々」!

お客様の前ではこの日が初披露✨緊張もありましたが、大きな声で歌いました♬


第2部はゲスト「和太鼓 采和」の皆さんによる演奏からスタート!

太鼓や篠笛、鳴り物を使った素敵な演奏。さらに、3尺2寸(約100cm)の大太鼓を使用した演奏では、その太鼓の大迫力さに、お客様だけでなくみのりメンバーも圧倒されました。

みのりは大太鼓を所有していないため、是非大太鼓の演奏を聴かせてほしい!と、ゲスト出演を依頼する際にお伝えしていました。素敵な演奏、ありがとうございました!


ゲスト演奏終了後は、みのり演奏 踊り演目を3曲続けてお届けしました。

「猪名川芳の会」藤本芳町さん、藤本芳笙さんのお二人に、三味線演奏でご出演いただきました。「花笠音頭」「ソーラン節」で、とても素敵な三味線の音色を響かせてくださいました♬ありがとうございました!

第2部最後は、埼玉県秩父市で毎年12月に行われているお祭り、秩父夜祭を題材にした「秩父屋台囃子」を演奏しました。現地のお祭りの雰囲気を少しでも感じていただきたいと、提灯や拍子木、掛け声などを工夫し、みのりメンバー全員で盛り上げました。


そして、大変ありがたいことに、お客様からアンコールをいただきました。

アンコールではゲスト演奏でご出演いただいた「和太鼓 采和」の皆様と、みのりメンバーの合同演奏。太鼓芸能集団 鼓童 提供楽曲「遥か」を演奏しました✨

「和太鼓 采和」主宰の草 洋介さんには、この合同演奏のためにソロパートの作曲をしていただきました。また、楽器を貸していただいたり、事前に合同練習をさせていただいたりなど、多大なるご協力をいただきましたことに、感謝申し上げます。


新型コロナウイルスが蔓延し始め、メンバーと一緒に練習することや、地域で演奏する機会がなくなり、私たちメンバーにとっての当たり前の日々は、当たり前でなかったと痛感させられたあの時から、早いことに約4年が経ちました。

マスクを外して、お客様の前で演奏できること。太鼓を通して、他のチームの方々や地域の方々と繋がれること。それらが、本当に貴重なものであり、そして私たちメンバーにとって非常に大切なものであると改めて実感しています。


「太鼓が好き」という思いで集ったみのりメンバー。これからもその気持ちを大切に、25年、30年…と活動を続けていきたいと強く思います。それと同時に、演奏活動を通して、地域の皆様とつながり、笑顔の輪を広げていけられるように努力していきたいと思います。

この度は、本当にありがとうございました!

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